【報道】大阪モノレール磁気定期廃止へ

3月19日、大阪モノレールは磁気定期券の発売終了を発表しました(一部例外を除く)。販売終了の予定日は2021年9月14日とのことです。

通常の磁気定期券の全面廃止は、まさに本日19日で販売終了した京阪電鉄につづき、関西私鉄では2社目となります。

f:id:chroniclex:20210319145644p:plain


www.osaka-monorail.co.jp

 

 

販売終了の理由

発売終了の理由として、大阪モノレールは定期券購入者のうちIC定期券の利用者の割合が高まっていること、また今後アフターコロナで非接触な乗車サービスへの需要が拡大していることを上げています。

 

今後について

現在は磁気定期券で行っている「予約定期」サービスも、磁気定期券とともに終了となるようです。PiTaPa区間指定割引は通勤であればWeb上での登録が可能なことから、おそらくはそれが代替となるものと思われます。

なお今後もIC定期券やPiTaPa区間指定割引は現状通り継続するほか、以下の場合に限り磁気定期券での発行は継続するとのことで、使い勝手や駅設備などの面では大きな変更は無さそうです。

  • 障害者割引の適用された定期券
  • 区間を分割した定期券(A駅~B駅+B駅~C駅のような) 

  

磁気定期の廃止は、京阪電車大阪モノレールの場合、他社線との直通やラッチ内乗換もなく、乗越精算等で磁気定期が旅客有利な局面があまりないことも理由として考えられます。

路線図・駅情報|大阪モノレール

 

7年前の2014年には、同じ都市モノレールの千葉モノレールで磁気定期客を主な対象とした精算機が撤去されるなど、高メンテナンスコストな磁気用の機械を必要とする磁気定期券への風当たりはだんだん強くなりつつあります

response.jp


関西私鉄では相互直通が盛んで、回数券との併用など磁気券への需要は旺盛です。しかしその回数券ですら廃止する会社も出てきた中で、今後も私鉄線では磁気定期廃止が進むかもしれません。